はじめに
こんにちは!ケンです。
禁止伝説幻全解禁ルールで行われるS34ダブルバトルで最終241位だったパーティーを簡単に紹介します。
また、今回はパーティーの組む際のプロセスを意識的に変えたところ、今まで感じていたモヤモヤが解消されたので、パーティーを組んだ一通りの流れを備忘として残そうと思います(こちらがメイン)。誰かの参考になればうれしいです。
パーティー概要
努力値と性格はボックスにいたのを連れてきただけなのでオーソドックスです。
パーティーの組み方を変えた
今までは、
①環境で多そうな初手を把握する
②その初手にイージーウィンできる初手をそれぞれ用意する
③攻め範囲で補完が取れたポケモンを用意する
と組んでいました。
ただ、これだといざ想定と異なる選出をされたときの脆さが顕著で、上手く勝ちきれませんでした。
実際このシーズン中も序盤はこのプロセスでパーティーを組んだものの、環境が進むにつれて想定しない初手が増え、勝てなくなっていきました(モヤモヤ)
そこで、強そうな人の構築記事を思い出し、そのプロセスでパーティーを組んでみることにしました。
①軸となるポケモンを決める
②軸となるポケモンの勝ち筋を用意する
④パーティーを磨きこむ
①環境で強そうなポケモンの目星をつける
軸となるポケモンは、「選出率が高く、相手のポケモンを多く倒せるポケモン」と定義しました。基本このポケモンにダイマを切るイメージです。ダイマ環境では、ダイマを切らないと本来不利なポケモンにも殴り負ける印象があるからです。
まず、実況者の生配信を見ました。そこから、ザシアン、カイオーガ、イベルタル、グラードン、黒バド(以後BIG5)が中心にいて、エルフーンも環境に多いと環境をとらえました。
次に、勝ち筋が明確になるよう、「BIGのうち2体以上に一致弱点をつかれない」「無条件に火力が高い」「火力が削がれにくい」を選ぶ基準にしました。
一つ目は、BIG5は多くのパーティーにも3体以上はいると考え、それに対して不利を取るポケモンを選出イメージがなかったからです。
二つ目は、グラカイがいたるところから出てくるため、雨と晴れにメインウェポンの火力が左右されるポケモンは安定火力を出せないと考えたからです。
三つ目は、具体的に言うとエルフーンの甘えるで邪魔されるなら初手ダイマの選択肢が取れず窮屈になる、と考えたからです。
これらの要素を満たすポケモンは、イベルタル、ディアルガ、Wキュレムでしたが、今回は有利不利がはっきりしているWキュレムを選択しました。
②軸となるポケモンの勝ち筋を用意する
Wキュレムを使うにあたり、BIG5の中でもザシアンは特に要注意です。上を取る手段は必須でした。
まず、追い風が欲しくイベルタル採用しました。エルフーンは殴る択がないのが弱いと考え採用しませんでした。
また、GSダブルで結果を残していたスピスワ&トリル黒バドも採用しました。
同時にWキュレム+黒バドと初手選出したときに裏に必須なガオガエンも採用しました。
ガオガエンは猫騙しもあるのでイベルタルのサポートもできそうです。
③他のポケモンを強そうなポケモンで固める
素直に火力が高いBIG5のザシアン、カイオーガを採用しました。
※個人的にここで悩むのに時間をかけるのは本筋から外れてもったいないので、意識的に決め打ちしました。
④パーティーを磨きこむ
パーティーはボックスにいた基本的な構成のポケモンを使用し仮組みし、何戦かしてみました。
しかし困ったことに、勝ち筋を複数用意した結果、どちらの初手ならより勝てるか判断できず適当に選出する対戦が何戦も発生しました。「限られた時間で何をやっているんだろう……」とストレスフルでした。
そこで試験的に、用意した勝ち筋「ガオガエン+イベルタル」「黒バド+Wキュレム」のうち、後者だけを試してみました。
というのも、代表的なS操作のうち前者は追い風にのみ対応可能ですが、後者は追い風トリルどちらにも対応できるからです。
その結果、
勝てる:
・追い風なし
・追い風役がイベルタル
安定して勝てない:
・トリル入り
・追い風役がエルフーン
と傾向が見えました。
そこで、「ガオガエン+イベルタル」を「黒バド+キュレム」では勝てない相手に勝てる型にしよう、と調整しました。
具体的には、ガオガエンにイトケのみを持たせて初手エルフオーガへの行動保障をつけたり、エルフーンのバコウのみを貫通できるダブルウィング採用の物理型にしたりしました。
トリルはカイオーガがいたのでそちらを頼り、マギアナを倒せるよう安直に「黒バド+オーガ」と出すことにしました。それに伴いカイオーガはトリル以外に選出がなかったのでHC振り雫持ちに変更しました。ただ、トリル相手には依然として勝率は低いです。
こうしたところ、勝てることが多くなったのですが、負けパターンとして「追い風やトリルが枯らされてザシアンに負ける」が顕著になりました。
これを受けて、Wキュレムの技のうち使われていなかった流星群をダブルウィングに変更し、Sを逆転させられるようにしました。最初は使い方に困ったものの、最終日はいくつもの勝ち筋を作り出してくれました。
振り返り
Keep:
・パーティーを組むプロセスを期中に見直した(時間は有限、改善はすぐに)
・用意した勝ち筋がどんな相手に有効か検証した
・本筋に関わらないポケモンを決め打ちした
・シーズン後に振り返りを行った
Problem:
・初手にすべてをかけたパーティーを組んだ
・振り返りのためにメモを取らなかった
・勝てないと知っていてトリル対策を怠った
Try:
・今回採用したプロセスを引き続き使う
・時間をかけるプロセスを意識する
・メモを取る
・勝ち筋に沿って型をチューニングする
・定期的に振り返る
おわりに
振り返ったことでネクストアクションが明確になりました。やってよかった。
リバティノートを見るとWキュレムでTOP30入りしている人がいましたが、僕は次シーズンでWキュレムで2桁目指します。
ここまで読んでくださりありがとうございました!